障害者雇用について
最近当店では、一人のアルバイトの女性を採用しました。その女性は、社会福祉法人「長野県知的障害者育成会」に所属しています。採用のきっかけは、当店スタッフの知人から、ハンディキャップを持つ人の就職先がなく困っているということを聞き、少しでもお役に立てるならと名乗りを挙げたのです。当初は、障害者と接する機会など今までほとんどなかったため、どのように接すればよいかなど不安のほうが大きかったというのが正直なところでした。
そしていよいよ彼女の初出勤の日を迎え、施設の付添の方に連れられて少し緊張した面持ちの彼女が現れました。とても普通の女の子です。簡単に自己紹介を済ませ、早速仕事をしてもらいました。彼女に与えた仕事は、営業時間前のお掃除や営業準備のお仕事です。難しいことはできませんが、こちらからお願いした仕事はしっかりやってくれています。朝我々が出勤してくると、彼女が一生懸命働いています。「おはよう」と声を掛けると「おはようございます」と返ってきます。一通り仕事が終わると「私これで帰ります」と必ずみんなに挨拶をして帰っていきます。会話は弾みませんが、彼女の真面目で、欲がなく、正直で、純粋な心に接すると、不思議と我々の心が和みます。そして彼女の働く姿を通じて、当店のスタッフの心にも変化が起こってきています。これはまだ経過途中なので、いずれこのコラムの中でご報告したいと思います。
施設の方の話では、今回のように一般の会社に、しかも普通の給与条件で就職することはそこの施設では初めてのことらしいです。確かに彼ら障害者にできる仕事というのは限られてくるでしょう。また偏見や差別意識もあるのかもしれません。でも今まで一件もなかったということはとても寂しいことです。私たちのような小さな会社でも彼らに与える仕事は存在しました。まあ職種によっては難しい場合もあるとは思いますが、これを読んでいる経営者の方がいましたら、是非手を差し伸べてあげてほしいと思います。
