漢方相談

有限会社メディカルハートのコラム

上薬のおはなし パート2

生命力を養い、不老長生に良いとされる上薬ですが、神農本草経には上薬の他に中薬や下薬というものも収載されています。上薬は多く服用しても長期に服用しても身体に害がないもの。では中薬とは、使い方によっては毒にも薬にもなり病状に応じて適宜加減して用いるものであり、一般的な漢方薬の多くはこの中薬に含まれます。また下薬は、作用が強く長期服用は慎むべきもので、症状が治まればすぐに服用を中止しなければいけない治療目的の薬をいいます。

上薬の中でも「アダプトゲン」としての条件(①副作用がないこと②作用が特定の臓器に限定されないこと③正常化作用を持っていること)を満たしているものの中に、霊芝や人参があるのです。すなわち霊芝は、『誰が飲んでも多く服用しても長期に服用しても身体に害がなく、身体のあらゆる器官に対しその機能を正常にしてくれる妙薬』と言い換えられます。これは身体の恒常性維持機能に関与していると言われています。恒常性とは、ホメオスタシスともいい生物の重要な機能の一つで、様々な内部及び外部環境の変化に関わらず体温や血圧、皮膚のPHなどの身体の状態を一定に保つ能力のことです。また病気になったときには身体を健康体へと戻そうと働きます。その作用を司るのが、自律神経とホルモンと免疫です。この3つの生体の大切な機能を高め、恒常性が維持される働きをもつものが、このアダプトゲンであり、すなわち上薬なのです。

このような優れた能力を有する上薬での中で代表格なのが霊芝です。病気の方はもちろん、健康な方でも病気の予防や健康維持増進として、老若男女すべての方におすすめしたいものです。

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