便秘の解消法
当店で相談を受けた方の7割は20代〜50代の女性です。その中で排便にまったく問題がなく快便という方は2割程度です。約8割の女性が便秘など排便に何らかの問題を抱えているのです。昭和40年代頃から日本では家畜の大量飼育が活発となり、我々日本人の食生活に大きな変化が生じてきました。食の欧米化です。この食の欧米化が日本人を便秘体質にしてきた最大の原因と言えるのではないでしょうか。
そもそも日本人は昔から穀類や豆類、野菜や海藻、近海魚などを主要な食材としてきた歴史があります。欧米人に比べ食物繊維の摂取量が多く、腸の長さも約7mと、欧米人の4mと比べて倍近い長さがあります。この腸の長さの違いが食文化の違いです。肉体は日本人のままで食だけが欧米化したことが便秘を生んでしまったといえるでしょう。日本人には日本人の体質に合った昔ながらの日本の伝統食を毎日食べましょう、と声を大にして言ったとしても、洋食という魅惑の味を覚えてしまった我々現代人の舌はさらなる美食を求めて飽きません。便秘はいやだけど美味しいものも食べたい。まあそれが人間として正直なところなのでしょう。
そんな便秘でお悩みの方に東洋医学の知恵をお教えします。便秘の食療です。便秘の種類である熱秘(ねっぴ)・寒秘(かんぴ)・燥秘(そうひ)・気秘(きっぴ)のそれぞれに合う食療を挙げてみました。 食事の前後や合間に取り入れてみて下さい。尚、 便秘の種類により食療は違います。種類を間違えるとまったく逆効果になることもありますのでご注意下さい。 便秘の種類の解説はこちらにあります。
便秘の食療
①ほうれん草を茹で、ゴマ油であえたものを一日2回食べる。これは、 熱秘・燥秘・気秘のタイプの便秘におすすめします。
②桑の実を煎じて飲む。これは燥秘などの習慣性の便秘に良い。
③大根をおろし、その搾り汁に同量のはちみつを加えて適量を毎日飲んでいると、習慣性便秘の予防になる。
④バナナに、半生に炒った黒ゴマをつけて食べる。熱秘・燥秘の便秘に。
⑤松の実を糊状につぶしてお粥の中に入れ、少し煮立たせたものを食べる。寒秘・燥秘の便秘に。
⑥ジャガイモを皮ごとすり潰して汁を濾し取る。そこにはちみつを適量混ぜて飲む。気秘・寒秘に良い。
また、すべての便秘の方におすすめしたいのが、天然オリゴ糖の摂取です。天然オリゴ糖は腸内細菌のえさとなり整腸作用があります。普段から摂取していると便秘しなくなったり、腸の調子がものすごく良くなります。便秘でない方にもおすすめです。食品では南米原産の”ヤーコン”という芋に多く含まれています。またタマネギやごぼうなどにも含まれています。手軽に摂取可能なこんな食品もございます。参考にして下さい。
